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「汗をかく=代謝がいい」
このように考えている方は少なくありません。
しかし、最新の研究と腸律?の視点から見ると、それは誤解であることがわかります。
汗は脂肪燃焼の証拠ではなく、体温を調整するための冷却システムです。
むしろ
「冷えているのに汗が出る」
「年齢とともに汗がかけなくなる」
などの矛盾が、体の不調を示している場合があります。
汗と代謝の誤解
たくさん汗をかいた後に体重が減っても、それは水分が抜けただけです。
汗の役割は蒸発によって体表の熱を奪うこと。
つまり「汗の量」と「代謝(脂肪燃焼やエネルギー消費)」は直接関係していません。
Cleveland Clinicでも「汗は代謝の指標ではない」と明言されています。
冷えているのに汗をかく理由
冷え性の人ほど「冷たいのに汗が出る」という不思議な状態を経験します。
これは体温センサーの誤作動によって起こります。
皮膚血流が下がり、表面は冷える
深部体温は熱がこもりやすくなる
脳(視床下部)は「体温が上がっている」と誤認し、汗を出す指令を出す
放熱効率が悪いため「冷えているのに汗が噴き出す」
このアンバランスには自律神経の乱れ、体力、加齢、肥満などが大きく影響しています。
汗の種類
汗にはいくつかのタイプがあります。
運動汗:体温上昇に応じて全身から出る理想的な汗
情動汗:ストレスや不安で手のひら・足裏・腋に出る汗
味覚性発汗:辛い食べ物や食事刺激で顔面などに出る汗
冷や汗:急な循環変化や強いストレスで出る汗
「どのタイプの汗が出やすいか」で、体の状態を読み取ることができます。
筋肉・血流・体脂肪と汗
発汗のコントロールは筋肉・血流・脂肪に大きく関わります。
加齢とともに発汗や皮膚血流は低下する(ScienceDirect)
肥満では皮膚血流と発汗が鈍くなり、熱中症リスクが上がる(Taylor & Francis Online)
有酸素能が高い人ほど発汗応答はスムーズになる(SpringerLink)
さらに腸律?の視点では「腸そのものが筋肉」であることが重要です。
腸は小腸6~7メートル、大腸1.5メートル、合わせて約8~9メートルの平滑筋という筋肉の管。
腸が動けば熱が生まれる
腸の動きが良ければ血流も改善する
腸が動かないと体温が低下し、脂肪が断熱材のように体を覆い、さらに汗がかけなくなる
つまり「筋肉が動かないから脂肪が乗り、汗も乱れる」という悪循環が起こるのです。
最新研究の知見
汗は冷却装置であり、代謝の証拠ではない(Cleveland Clinic)
加齢・肥満・低体力・脱水は発汗と皮膚血流を乱す(ScienceDirect / Taylor & Francis Online)
腸内環境の乱れは自律神経の体温調節機能に影響する(東京医科歯科大学, 2023)
腸律?的まとめ
腸律?の目的は「腸の動きと位置」を整え、自律神経と血流を改善することです。
腸が動けば熱産生ができる
小腸は血液をつくる臓器でもあり、動きが良いほど血流は整う
落下腸を上げると蠕動運動が回復し、冷えの改善につながる
冷えは筋肉を硬くして動きを悪くするため、腸を整えることが重要
腸は8メートル以上の筋肉。
この筋肉をセルフ腸律?でしっかり動かすことこそが、代謝を高め「良い汗=運動汗」をかける体づくりの第一歩です。
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